こんにちは、真路(シンジ)です。
あなたは、次のような心配をしたことはありませんか?
「自分のブログ記事は、読者の心に響いているんだろうか…」
もしあなたの書いた文章が、読者の心(感情)にしっかりと響かなければ、読者は記事の内容に興味・関心を示すことはありません。
読者が記事の内容に興味を持たなければ、当然その先にある「商品の購入」という行動を起こしてはくれないわけです。
だから、あなたが心配するのも当然ですよね。
でも、安心してください。
実は、ある「9つのキーワード」に関連する言葉を使えば、あなたの文章が読者の感情をビリビリと刺激し、行動へと駆り立てるようになるのです。
それが、今回お話する「GDTの法則」と呼ばれるもの。
この「GDTの法則」を使って文章を書けば、読者の感情を刺激できるようになるのはもちろん、人間の本質に対する理解もぐんぐんと深まるんです。
ではさっそく、
・なぜ読者の「感情」を刺激する必要があるのか?
・「GDTの法則」とは?
・「GDTの法則」の使用例
などについて解説していきますね。
この記事を読み込めば、あなたは読者の感情をビリビリと刺激する文章を書けるようになるので、ブログの収益も上がっていくことは間違いありません。
では、始めましょう!
なぜ読者の「感情」を刺激する必要があるのか?
まずは「GDTの法則」について解説する前に、「読者の “感情” を刺激する必要性」について説明します。
なぜ読者の “感情” を刺激する必要があるのか?
それは「読者の感情を刺激して“興味・関心”を引き出さない限り、読者はその先の“商品の購入”という行動を起こしてくれない」から。
「人は “感情” で行動し、“理性” で正当化する生き物」だと言われています。
例えば、ダイエット中の人が、つい好きなものを食べてしまうのは、「痩せなければいけない。ダイエット中は好きなものを食べるのは我慢!」という理性より、「好きなものを食べたい!」という感情を優先して行動をおこしているからです。
その人は、食べてしまった後にどう考えるでしょうか?
「食べたのは今まで頑張ってきた自分へのご褒美! また明日から頑張れば良いよね」
このように考えることで自分の行動を理由付けして正当化するのです。
ダイエットに限らず、あなたにもこのような経験は必ずあるはず。
なぜなら前述したように、人とはそういう生き物だからです。
だからこそ、その行動の「引き金」となる「感情」を刺激することができれば、ビジネスやコピーライティングにおいて強力な武器になります。
つまり、あなたのブログ読者の「感情」を刺激すれば、商品を買ってくれる可能性がグンッと高まるということ。
なので「感情を刺激する必要性」は多いにあるということです。
そこで読者の感情を刺激することができる「GDTの法則」の出番となります。
ではここから「GDTの法則って具体的にはどんなものなの?」という疑問にお答えしていきましょう。
「GDTの法則」とは?
「GDTの法則」とは、「人が叶えたい欲求」を次の3つのレベルで表わしたものです。
●【Goal】目標
●【Desire】欲望
●【Teaser】本性
欲求のレベルは、【Goal】目標<【 Desire】欲望< 【Teaser】本性、の順に強くなります。
この3つの欲求レベルの中に、それぞれ3つの構成要素が含まれるので、合計で9つの欲求要素があるということですね。
まとめたものが以下の図になります。
■GDTの法則
これら9つの欲求を揺さぶる文章を書けば、読者の「感情」を刺激して、より高い反応を得ていくことができるわけです。
では、1つずつ詳しく解説していきますね。
Goal(ゴール)| 人がもっとも追い求めている「3つの目標」
「Goal:目標」を構成する3つの要素は以下の通り。
● Time:時間
● Effort:努力
● Money:お金
それぞれの意味は下記のようになります。
人は「目標」を達成しようとした場合に…
● 時間をかけたくない(Time)
● 努力したくない、楽をしたい(Effort)
● お金を使いたくない(Money)
これに関しては「分かるなあ」という感じで共感できますよね。
人はなるべく「お金をかけずに(Money)」「手っ取り早く(Time)」「簡単に(Effort)」目標を達成したい、という性質があるということです。
具体的に見ていきましょう。
Time(タイム):時間をかけたくない、手っ取り早くすませたい
人は「なるべく最短で目標を達成したい」と考えています。
1分1秒でも手短にすませることを望んでいるのです。
では、Timeを使った文章例を見てみましょう。
Timeの使用例
● たった3ヵ月の勉強で、この先ずっと海外旅行がエンジョイできる英会話術
● 1日1回のツボ押しで、わずか2週間後にはスリムなカラダを手に入れることができます!
Effort(エフォート):努力したくない、楽をしたい
人が時間をかけたくないのは「できることなら努力をしたくない」から。
なるべく努力をすることなく、楽をしたいと考えています。
Effortを使った文章例を挙げてみますね。
Effortの使用例
● 器具をお腹に装着するだけで簡単に痩せられます
● 聞き流すだけで脳にインプットできるラクラク勉強法
Money(マネー):お金を使いたくない
人ができるだけお金を失いたくない気持ちはあなたもよく分かると思います。
現代社会では何をするにもお金が必要ですから、なおさらです。
では、Moneyを使った文章例を見てみましょう。
Moneyの使用例
● 学校に通えば50万円はかかりますが、この勉強法なら3万円で全ての知識が手に入ります
● お金を捨てるようなやり方は今日でサヨナラです!
以上、「Goal:目標」の内容について、詳しく見てきました。
この「Goal:目標」という欲求は、「GDTの法則」の中では1番弱い欲求とされています。
なぜなら、「Goal:目標」という欲求が「GDTの中で最も理性に近い感情」だから。
「Goal:目標」はGDTの中で最も理性に近いゆえに弱いですが、多くの人が日常的に感じる欲求なので、世の中にはこの欲求に訴えかける商品やサービスがあふれています。
では次に「目標」よりも強い欲求である、「欲望」について解説しましょう。
Desire(デザイア)| 人がもっとも欲しがる「3つの欲望」
「Desire:欲望」を構成する3つの要素は以下の通りになります。
● Greed:貪欲
● Lust:色欲
● Comfort:快適
それぞれの意味は下記の通り。
● 富や名誉が欲しい、強欲を満たしたい(Greed)
● モテたい、性欲を満たしたい、美しくなりたい(Lust)
● 快適でありたい、悩みや苦痛のない状態でいたい(Comfort)
人は上記のような強い欲望を持ち合わせているということですね。
これについても納得できる部分が多いと思います。
人は、「お金や名誉、権力が欲しいし(Greed)」「異性にモテて、格好よくありたいし(Lust)」「悩みや苦痛を避けて快適な生活を送りたい(Comfort)」わけです。
だから上記の欲求を刺激するような文章を書けば、読者の感情をグラグラと揺さぶって行動させることができるようになります。
それぞれの欲ごとに見てみましょう。
Greed(グリード):富や名誉が欲しい、強欲を満たしたい
人は「他人よりも優れていたい」という欲望を持っています。
そのために富や名誉を欲し、もっと社会的に認められたいと考えるのです。
Greedを使った文章例を挙げてみますね。
Greedの使用例
● タワーマンションの最上階から眺める、勝ち組の景色を手に入れませんか?
● 経済的成功を収めている人は、このスキルを100%持っています
Lust(ラスト):モテたい、性欲を満たしたい、美しくなりたい
多くの男性は「異性にモテたい、性欲を満たしたい」という欲望を、多くの女性は「美しくなりたい」という欲望を持っています。
Lustを使った文章例を見てみましょう。
Lustの使用例
● 女性の心をくすぐる会話術を学べる婚活セミナー
●「愛され美肌」を手に入れるスキンケア、試してみませんか?
Comfort(コンフォート):快適でありたい、悩みや苦痛のない状態でいたい
人は「悩みや苦痛のない」生活をしたいと望んでいます。
「将来の不安や悩みから開放されて、快適でありたい」と願っているのです。
Comfortを使った文章例を挙げてみますね。
Comfortの使用例
● もしもの時でも、こちらのプランがあれば安心です!
● 夏の暑さ、冬の寒さはサヨウナラ! 1年を通じてあなたを快適に守る家
以上、「Desire:欲望」の内容について、詳しく見てきました。
この「欲望」の段階は、「目標」に比べ、より強い欲求になります。
より「本能」に近い感情と言えますね。
人は本来、手っ取り早く楽をしたい生き物ですが、「この3つの欲望を満たすことができるよ」と刺激してあげれば多少の努力はするし、お金を払っても良いと考えるということです。
Teaser(ティーザー)| 人をもっとも行動に駆り立てる「3つの本性」
「Teaser:本性」を構成する3つの要素は以下の通りになります。
● Scarcity:希少性
● Curiosity:好奇心
● Controversy:反社会性、論争
それぞれの意味は下記の通り。
● 珍しい、希少性が高いものが気になる(Scarcity)
● 好奇心や興味をそそられるものが気になる(Curiosity)
● 常識を覆すものや、論争を生むものが気になる(Controversy)
人は上記のような本性(性質)をもっているということです。
これらは、前述の「Goal:目標」「Desire:欲望」よりも強い欲求であり、最も強力な本能レベルで欲します。
それぞれの本性ごとに見てみましょう。
Scarcity(スケアシティ):希少性の高いものが気になる
人は限定販売や期間限定など、なかなか手に入らないと感じる希少性の高いものが気になります。
Scarcityを使った文章例を挙げてみますね。
Scarcityの使用例
●【期間限定】 あと3日、お急ぎください!
● 1年先まで予約が埋まっている「ライティングセミナー」に2名の欠員が出ました
Curiosity(キュリオシティ):好奇心や興味をそそられるものが気になる
人は興味や好奇心をそそられるものが気になったり、意外性のあるものに反応します。
Curiosityを使った文章例を見てみましょう。
Curiosityの使用例
● 年収1000万円のフリーターの正体、気になりませんか?
● 流氷が漂う冬の海で、バタフライしてみた結果…
Controversy(コントロバーシィ):常識を覆すものや、論争を生むものが気になる
人は自分の常識では考えられないようなことや、論争を生むもの、思わずドキッとしてしまうような過激なものが気になります。
Controversyを使った文章例を挙げてみますね。
Controversyの使用例
● あなたの常識をひっくり返す、天井知らずの稼ぎ方
● 閲覧注意! 彼氏には聞かれたくない女子の本音トーク
以上、「Teaser:本性」の内容について、詳しく見てきました。
人は焦らされると、いても立ってもいられない気持ちになり、自分の常識を覆された時、本能レベルで大きな興味を示します。
つまり、「希少性」「好奇心」「反社会性」を含めた文章を書くことで、読者の気持ちを刺激し、行動せざるを得ないような状態にさせることができるということです。
まとめ
人は理性を保って日々の生活を送っていますが、その内面には欲望から生まれる動物的な「感情」があります。
さらにその中心部には、生き物として生き残るための本能が存在していますよね。
なので、文章で最も強力な「本能」の部分を刺激すれば、読者に強い衝動を与えることができるのです。
つまり、文章の中に「GDTの法則」の9つの欲求を自然にちりばめることで、読者の心を刺激し、行動を促すことができるようになるということ。
ぜひあなたも、「GDTの法則」を使って魅力的な文章を書いてください!