こんにちは、真路(シンジ)です。
あなたはブログ記事を書く時、次のように悩んでいませんか?
「もっと分かりやすい文章を書きたい!…でも、なかなか上達しないなあ」
実はその悩み、「PREP法」という文章構成テンプレートを使えば、サクッと解決できます!
なぜならPREP(プレップ)法は、プレゼンや論文執筆などのビジネスシーンにおいてよく使われる文章構成方法で、簡潔かつ論理的な文章を書きたいときに最適な型だからです。
そこで今回は、
・PREP法の文章構成
・PREP法が分かりやすく説得力のある理由
・PREP法の優れたメリット
・PREP法のポイントと練習方法
などについて解説していきます。
この記事を読めば、あなたは強力なライティングスキルであるPREP法をマスターできるので、分かりやすく説得力のある文章をスラスラと書けるようになりますよ。
では、さっそく始めましょう!
参考記事
● 新PASONAの法則を徹底解説!テンプレートも具体例で紹介します
●【QUESTの法則】人を行動に駆り立てるライティング最強テンプレート
●【GDTの法則】読者の「感情」を刺激し、興味を引きつける9つのキーワードとは?
PREP法(プレップ法)とは?
先ほどお話しした通り、PREP法とは、分かりやすくて説得力のある文章を書ける文章構成テンプレートのことです。
PREP法は、以下の4つの構成要素から成り立っています。
❶【Point:結論】
最初に話の「要点(結論・主張)」を言う。
❷【Reason:理由】
「結論」に至った「理由」を説明する。
❸【Example:具体例】
「結論」に至った「理由」を、「事例」や「具体例」を使って詳しく説明する。
❹【Point:結論】
最初に言った「結論」を、最後にもういちど要点としてまとめる。
要約すると、最初に「結論」から話し始め、結論に至った「理由」を説明し、理由を裏付ける「具体例」を紹介して、最後にまた「結論」でまとめる、という形ですね。
ちなみにPREP法の「PREP」の部分は、Point、Reason、Example、Pointそれぞれの頭文字からきています。
では、PREP法を使った例文を見てみましょう。
PREP法|例文❶結論:私はお腹がとても減っています。
理由:なぜなら2日間なにも食べていないからです。
具体例:お腹はグーグー鳴るし、頭がフラフラして仕事になりません。
結論:なので私はお腹がペコペコなんです。
PREP法|例文❷結論:私は読書が好きです。
理由:なぜなら識者の価値観や方法論を学べるから。
具体例:例えばひろゆき氏(西村博之)の本を読むことで、最小限の努力で幸せに生きる方法を学べます。
結論:だから私は読書が好きです。
PREP法|例文❸ 結論:今日のデートは外出をやめて、家で映画を観ようよ!
理由:だって、今日は雨が降りそうじゃん。
具体例:雨が降ると、髪の毛が湿気でうねるし、服や靴が濡れるとテンションが下がるでしょ。
結論:だから今日は、家で楽しめる映画がいいと思うんだ!
どうでしょうか?
PREP法で書かれた文章を読むと、内容がスッと頭に入ってきて、「なるほど!」と納得できますよね。
このようにPREP法は、情報を分かりやすく説得力を持たせて伝えられる文章構成になっています。
「なぜ、PREP法を使った文章は説得力があるんですか?」
確かに、具体的な理由が気になりますよね。
ではここから、PREP法を使った文章が分かりやすく説得力がある理由を解説します。
PREP法を使った文章が分かりやすく説得力がある理由
なぜPREP法を使った文章は、分かりやすく説得力があるのでしょうか?
その理由は、次の3つになります。
❶ 論理的な文章である
❷ 読者の理解が深まる
❸ 要点が記憶に残る
順番に解説しますね。
理由❶ 論理的な文章である
PREP法を使った文章が説得力を持つ理由の1つ目は、論理的だからです。
論理的とは、結論と理由の関係が明確だということ。
つまり、『○○だから△△』の関係性がハッキリしているということです。
『○○だから△△』の関係性を意識して、前述した例文をもういちど見てみましょう。
結論:私はお腹がとても減っています。
理由:なぜなら2日間なにも食べていないからです。
どうでしょうか?
『2日間なにも食べていない』→ だから →『お腹がとても減っている』という関係性がすぐに理解できますよね。
PREP法では、最初に結論を言って、その後すぐに理由を言います。
この順番が明確なので、文章が論理的で分かりやすくなります。
さらに例文の続きを見てみましょう。
具体例:お腹はグーグー鳴るし、頭がフラフラして仕事になりません。
結論:なので私はお腹がとても減っています。
このように、理由の裏付けを具体例ですぐに補強するので、『納得しやすい文章=説得力がある文章』になるんですね。
理由❷ 読者の理解が深まる
PREP法を使った文章が分かりやすい理由の2つ目は、「読者の理解が深まる」からです。
というのも、PREP法で最初に結論を言うのは、「私は○○について△△だと思ってますよー!」と読者に訴えかけているようなもの。
すると読者は、「そうか『○○は△△』なんだな。よし、じゃあその理由を聞こうじゃないか!」という具合に、話を聞く態勢に入ることができます。
そうなると読者の頭の中はすでに結論で満たされているので、次に続く理由もすんなり頭に入ってくるし、事例や具体例も、結論に至る理由の追加情報だということがすぐに分かるんですね。
なので結果として読者の理解が深まり、「分かりやすい文章だ」と感じることになるのです。
理由❸ 要点が記憶に残る
PREP法を使った文章が分かりやい理由の3つ目は、「要点が記憶に残る」からです。
人間は、話の最初と最後をよく覚えるという特性を持っています。
これを心理学では、初頭効果・親近効果といい、「第一印象が大切」とか「去り際が印象に残る」などと表現されることもあります。
例えば、アーティストのライブなどを観た後は、最初と最後の曲の記憶が強く印象に残ったりしますよね?
PREP法は、最初と最後に要点を繰り返し言うので、要点が強く印象に残りやすい特徴があります。
つまりPREP法は、人間の特性をうまく利用した文章構成になっているんです。
さてここまで、PREP法を使った文章が、分かりやすく説得力のある理由について解説してきました。
では次に、PREP法のメリットを解説します。
PREP法の2つの優れたメリット
PREP法には、2つの優れたメリットがあります。
PREP法のメリット❶ 文章をじっくりと読んでもらえる
❷ SEOに効果がある
順番に解説しますね。
PREP法のメリット❶ 文章をじっくりと読んでもらえる
PREP法で書かれた文章は、「じっくりと読んでもらえる」というメリットがあります。
というのも、PREP法は結論から言い始める構成であるため、読者に「これは自分が探している情報だ」と冒頭で思ってもらいやすいのです。
インターネットでは、多くの人がじっくりと文章を読みません。
その読み方はいわゆる『流し読み』で、「見出し」や「冒頭」だけを確認し、自分が欲しい情報だけを拾って読むスタイルです。
あなたもそうではありませんか?
なので、冒頭部分に結論や要点が書かれていないダラダラとした文章が続くと、読者は「ここには自分が欲しい情報はないな…」と判断して、すぐに離脱してしまいます。
だからこそPREP法で文章を書くと、冒頭部分に重要な情報(結論や要点)がくるので、読者が欲しい情報に目がとまり、結果的にじっくりと読んでもらうことができるんですね。
PREP法のメリット❷ SEOに効果がある
PREP法で書いた文章は、「SEO※に効果がある」という大きなメリットがあります。
※SEO(Search Engine Optimization)= 検索エンジン最適化:GoogleやYahoo!など検索エンジンの検索結果において自身のブログを上位に表示させるために行なう一連の施策のこと。
なぜPREP法で書くことでSEOに効果があるのかというと、Googleの定義する優れた文章とは「検索ユーザーの知りたい情報が分かりやすくまとめられている文章」だからです。
前述した通り、PREP法は情報を分かりやすくまとめることに適した文章構成法。
そのため、Googleが定義する優れた文章を書きやすい、つまり、Googleに評価してもらいやすいと言えるのです。
さらに、1つ目のメリットである「文章をじっくりと読んでもらえる」というのも、Googleが重要視している「コンテンツでの滞在時間を延ばすこと」につながるため、SEOに大きな効果があります。
なのであなたのブログを検索上位に上げるためにも、PREP法はマスターしておくべきです。
さてここまで、PREP法の優れたメリットについて解説してきました。
ではここから、PREP法を使った文章例を紹介します。
PREP法を使わない文章例もあわせて紹介するので、PREP法がいかに伝わりやすい文章構成法であるかがよく分かりますよ!
PREP法を使った文章とPREP法を使わない文章
PREP法を使った文章とPREP法を使わない文章を見比べることで、PREP法がいかに伝わりやすい文章構成法であるかを確認していきます。
まずは、PREP法を使わないで『公園へ遊びに行くならPARKアプリがオススメ!』というタイトルのブログ記事を書いてみますね。
PREP法を使わない文章例
『公園へ遊びに行くならPARKアプリがオススメ!』
今日は有給休暇を取って仕事を休みました。
日頃の疲れがたまっていたのか、お昼過ぎまで爆睡(笑)。
遅い昼食を食べていると3歳の娘が公園に行きたいとせがむので、愛犬のくり太も連れてシンジ公園まで出かけることに。
ただ、公園について何も調べずに出かけたため、ペットの入園が禁止で、子どもの遊べる遊具がひとつもないことが到着してから発覚…その結果、全然楽しめませんでした。
小さい子どもやペットと一緒に公園に行くのなら、やっぱり事前に調べてから足を運んだほうがいいですね。
『PARKアプリ』を使えば、自分が住んでいる場所を中心にいろいろな条件に合う公園を表示してくれたり、公園周辺の施設を紹介してくれたりと便利ですよ。
「最初から『PARKアプリ』を使っておけば…」なんて思ってしまいました。
詳しくはコチラをご覧くださいね。
→○○.com
さて、これを読んでみて、あなたはどう感じましたか?
最初の数行を読んでも話の要点がつかめず、「だから何?」と言いたくなりますよね。
日記ならこれで問題はありませんが、情報発信のためのブログ記事としては失格です。
読者は冒頭部分にサッと目を通して、「自分が探している情報かどうか」を素早く見極めます。
何を伝えたいのか要点が分かりづらいこのような文章の場合、読者は「読む価値がない」と判断し、すぐに離脱するでしょう。
では、この文章を最後まで読んでもらうために、PREP法を使って書き直してみます。
PREP法を使った文章例
『公園へ遊びに行くならPARKアプリがオススメ!』
【Point:結論】
小さい子どもやペットと一緒に公園に行くなら、『PARKアプリ』を使うことをオススメします。
【Reason:理由】
なぜなら、公園について何も調べずに足を運んだ場合、思うように楽しめない可能性があるからです。『PARKアプリ』なら、自分が住んでいる場所を中心にいろいろな条件に合う公園をチェックしたり、公園周辺の施設を確認できたりとすごく便利。
【Example:具体例】
例えば、今日僕は仕事が休みで、事前に調べずに2歳の娘と愛犬のくり太を連れてシンジ公園まで出かけました。ところが、その公園はペットの入園が禁止で、子どもが遊べる遊具もひとつもなくて、まったく楽しめなかったのです。『PARKアプリ』を使っていれば、残念な時間は、楽しい時間へと変わっていたはず。
【Point:結論】
なので、時間をムダにしないためにも、公園へ遊びに行くなら『PARKアプリ』で事前に調べることをオススメします。詳しくはコチラをご覧ください。
→○○.com
PREP法を使うことで、このような文章構成に変えることができました。
PREP法の文章構成にしたことで、「公園へ遊びに行くならPARKアプリが便利」という主張が、すぐに分かるようになり、その後の主張に至った理由や具体例も説得力が増していますよね。
読者にとっても、文章の冒頭で記事の概要が分かるので安心して読み進めることができます。
なので、最初の数行で記事の要点を言い、早い段階で読者の欲しい情報が書いてあることを伝えるのはとても大切なんです。
以上、PREP法を使った文章例を紹介してきました。
では最後に、PREP法ポイントと練習方法について解説します。
PREP法のポイントと練習方法
PREP法のポイントと練習方法は以下の通りです。
PREP法のポイント接続詞を意識する
PREP法の練習方法❶ 結論から話し始めるように意識する
❷ 文章を書き出す前に要点をまとめる
❸ PREP法で文章をたくさん書く
では、それぞれ順番に解説します。
PREP法をうまく使うポイント
PREP法をうまく使うポイントは、接続詞を意識することです。
実際に使う接続詞は、以下の通り。
●【理由】の前に「なぜなら・というのも・その理由は」を付ける
●【具体例】の前に「例えば・具体的には」を付ける
●【最後の結論】の前に「だから・なので・つまり」を付ける
これらの接続詞を意識すれば、自然な文章を作ることができます。
例えば…結論:私は読書が好きです。
理由:なぜなら識者の価値観や方法論を学べるから。
具体例:例えばひろゆき氏(西村博之)の本を読むことで、最小限の努力で幸せに生きる方法を学べます。
結論:だから私は読書が好きです。
まずは接続詞を意識することで、上手にPREP法を使えるようになりますよ。
PREP法の練習方法
PREP法を身につけるには、以下のような順番で練習するのが効果的です。
PREP法の練習方法❶ 結論から話し始めるように意識する
❷ 文章を書き出す前に要点をまとめる
❸ PREP法で文章をたくさん書く
順番に解説します。
PREP法の練習方法❶ 結論から話し始めるように意識する
まずは普段の会話において、結論から話し始めるように意識します。
PREP法の大きな特徴の1つは、『結論から言うこと』でしたよね。
実際、結論から話し始めて相手にその内容を理解してもらおうとすると、話の構成が自然とPREP法の形になることが多いです。
例えば、「自分は料理が得意だ」という結論をまず最初に言うとします。
すると自然な流れで、そのすぐ後に「なぜ自分は料理が得意なのか?」という理由について言いたくなりませんか?
例えば、次のような感じです。
結論:私は料理が得意なんだー!
理由:なんでかって言うと、小学生の時から料理好きのお母さんを手伝ってたから。
人間は相手が何らかの主張をしたら、その直後に「なぜ?」「どうして?」という疑問を感じる性質があります。
なので、相手の疑問に先回りして自分の「主張」に対する「理由」を言いたくなるのは自然なことなんですね。
ただ、「理由」や「具体例」の部分を深く考え過ぎると、ぎこちない話になることもあります。
そのため、PREP法を身につけたいなら、まずは結論から話し始めるように意識してみてください。
PREP法の練習方法❷ 文章を書き始める前に要点をまとめる
普段の会話で結論から言う練習をしたら、次は文章で書く練習をします。
その際、本文を書き始める前に、まずは紙やメモ帳などに要点をまとめましょう。
何が結論で、何が理由で、何が具体例なのかを最初に抜き出すということですね。
各要点を抜き出すことができたら、後はPREP法の順番で並べることで文章が完成します。
初めのうちは少し面倒かもしれませんが、何度かやっていると頭の中で自然と要点をまとめられるようになってきますよ。
PREP法の練習方法❸ PREP法で文章をたくさん書く
あとは、とにかくPREP法を使って文章をたくさん書いていきましょう。
これはもう、ほかのトレーニングと同じで数をこなすのが一番です。
PREP法でたくさん文章を書いていけば、だんだん慣れてきて、それが自然と身につきます。
つまり、続けていくうちに、そこまで意識しなくてもPREP法で文章が書けるようになるということです。
慣れてくれば、PREP法で文章をかくことが負担にならなくなってくるので、ぜひ頑張ってみてくださいね。
実はこの記事もPREP法で構成しています!
あなたは気づきましたか?
実は、この記事もPREP法を意識して書いています。
【Point:結論】PREP法を使えば、分かりやすくて説得力のある文章をスラスラと書けるようになる
【Reason:理由】 PREP法を使った文章が、分かりやすく説得力のある理由
【Example:具体例】 PREP法を使った文章とPREP法を使わない文章
【Point:結論】PREP法を使えば、説得力が向上する
なので、この記事の全体的な流れを意識して読んでいただくと、より理解が深まりますよ。
ちなみに、ブログを書くと文章構成のスキルが明らかに上達します。
ブログを書くことは、ある意味、最高の練習方法と言えるのです。
なので、あなたがブログ記事を書いているのなら、PREP法を使ってどんどん記事を増やしていきましょう!
まとめ
今回は、「PREP法とは?説得力バツグンの文章構成テンプレートを徹底解説!」について解説しました。
分かりやすくて説得力のある文章を書ける文章構成テンプレート
❶ Point:結論
❷ Reason:理由
❸ Example:具体例
❹ Point:結論
❶ 論理的で分かりやすい
❷ 読者の理解が深まりやすい
❸ 要点が記憶に残りやすい
❶ 文章をじっくりと読んでもらえる
❷ SEOに効果がある
接続詞を意識する
❶ 結論から話し始めるように意識する
❷ 文章を書き出す前に要点をまとめる
❸ PREP法で文章をたくさん書く
プレゼンや論文執筆などのビジネスシーンにおいて使われているPREP法ですが、ブログ記事を書く時にも力を発揮する強力なフォーマットです。
もしあなたが、ブログ記事を分かりやすく書きたいのにうまくいかないと悩んでいるのなら、ぜひPREP法を使って書いてみてください。
文章の最後まで読んでもらいやすく、説得力のある文章に変えることができますよ。
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた、次の記事でお会いしましょう!