こんにちは、真路(シンジ)です。
あなたは、しっかりとターゲットを絞って情報発信していますか?
“どんな人” にあなたの商品・サービスを届けたいのか?
これがしっかりと定まっていれば、あなたが発信する情報はメッセージ性が強くなり、本当に届けたい人に効果的に響くようになります。
逆に、ターゲットをしっかりと絞り込まずに情報発信するとどうなるか?
「できるだけ多くの人に読んでもらいたい」などと考えて発信した情報では、結果的に「誰に向かって」「何を言っているのか」分からない、薄っぺらい内容になってしまいます。
そんな薄っぺらな内容の情報では、多くの人どころか誰一人として、その心に響くことはありません。
万人受けをねらった情報では、けっきょく誰にも受けないということです。
そんな情報を発信しているブログでは、利益を上げることは難しいですよね。
あなたのブログをそのような悲惨な状況にしないためにも、
・そもそもターゲティングって何?
・ターゲティングと合わせて語られる「ペルソナマーケティング」とは?
・大きな売上げにつながるペルソナマーケティングの方法
これらについて詳しく解説していきますね!
そもそもターゲティングとペルソナマーケティングって何?
あなたはターゲティングとペルソナマーケティングという言葉を知っていますか?
同時に語られることの多い2つのマーケティング方法ですが、若干違いがあります。
まずは、
● ターゲティングとペルソナマーケティングとは?
● ターゲティングとペルソナマーケティングの違い
について解説しましょう。
ターゲティングとは?
アフィリエイトは、自分のブログを訪問してくれた読者に役立つ情報を提供し、信頼を得て、商品(商材)を購入してもらうことで収益を上げていきます。
読者の信頼を得て、商品を購入してもらうためにも、「このブログの管理人は私のことを分かってくれている!」と共感してくれるような “心に響く” 記事を書いていく必要があるんですね。
そのためには、上記の “私” に該当する読者は “どんな人なのか” を明確にすることが必須。
この “どんな人” を「ターゲット」と言い、そのターゲットを明確にすることを「ターゲティング」と言います。
わかりやすくいうと、「あなたが理想とするお客様」を明確にするということですね。
その「理想のお客様」の、年齢や性別、職業などを想定していく。
そうやってターゲティングをすることで大まかなお客様像が見えてきます。
そして、見えてきたお客様像の特性や求めていること(ニーズ)をくみ取り、狙いを定めて様々な施策をしていくのです。
例えば、化粧品をアフィリエイトする場合を想定してみましょう。
化粧品は、商品によって対象となる年齢層が違いますよね。
したがって、あなたが若者向けの化粧品をアフィリエイトしようとする場合、ターゲットを「10代〜70代女性」などではなく、「20代〜30代前半、会社員、化粧の情報に敏感な女性」のように絞り込みます。
そうすると、ターゲットの特性やニーズが見えてきませんか?
「働いていたら、オン・オフや、シチュエーションによって化粧の仕方も変わってくるはず。記事タイトルを『シチュエーション別! 映える化粧テクニック7選』にしてみよう」
「化粧の情報に敏感な20代女性か。『最新の美白研究』みたいな記事を書けば興味を持つかも」
などと読者像を絞り込むことによって、上記のように具体的な対応策が浮かんでくるはずです。
つまり、ターゲティングすることによって、「あなたが理想とするお客様」が明確になるため、あなたが打つべき対応策もブレることなくハッキリしてくるということ。
上記例のように、ターゲットを絞り込んだ上で情報発信していけば、あなたのブログには「あなたが理想とするお客様」が集まり、その結果、あなたのメッセージが彼らの心に響き、信頼を勝ち取って成果を上げることができるようになるのです。
ネットビジネスにおいて、客層を絞る(ターゲティングする)とセールスする対象も狭くなるため、売上げが小さくなるように感じますが、実はその逆で、客層を絞ることで売上を伸ばすことができるということ。
これは重要なことなので、頭の中に入れておいてください。
● ターゲットとは理想とするお客様像のこと
● ターゲットを絞り込むことをターゲティングと言う
ペルソナマーケティングとは?
ペルソナマーケティングがターゲティングと違うのは、その人物像の設定の深さ。
ペルソナマーケティングの方がターゲティングに比べ、より深く詳細に人物像を設定していきます。
氏名(架空でOK)、年齢、性別、職業、年収、家族構成、趣味、性格、価値観、ライフスタイル…などを決め、あたかも実在するかのような人物像を作り上げていくんですね。
つまり、ターゲティング設定をより詳細に深く掘り下げていく方法が、ペルソナマーケティングだと言えます。
● ペルソナマーケティングとは、詳細な設定で、あたかも実在するような架空の人物像を作り上げていくマーケティング手法であり、ターゲティングの一種
ターゲティングとペルソナマーケティングの決定的な違い
先ほどまでの解説で、ターゲティングとペルソナマーケティングがそれぞれどういうもので、それぞれどう違うのかということを簡単に触れました。
ここから、さらに具体的にその違いを見ていきましょう。
まずターゲティングですが、こちらは表面的なことしか決めません。
例えば、
●ターゲット
20代~30代、男性、IT関連会社に勤務、開発職
みたいな感じですね。
これでは、抽象的なイメージしか浮かばず、人によって思い浮かべる人物像はかなり異なってきます。
ところが、ペルソナマーケティングでは、人物像を細かく深く決めていくので、誰もが “その人物” を想像するため、人物像がブレることはありません。
例えば、僕の父親は「真路のりあき」といいます。
当たり前ですが、この世に1人しかいません。
この場合、「お父さん」はまだターゲティングの段階ですが、「真路のりあき」となるとペルソナマーケティングになります。
「お父さん」ではまだ抽象度が高く、人によって全く性格の違う人物像を想像しますよね。
しかし、「真路のりあき」のように個人を特定した場合、僕の父親を知っている人なら、想像する人物は同一人物となります。
このように、ターゲティングとペルソナマーケティング(架空の人物像の設定)は大きな違いがあるのです。
「ペルソナマーケティングのことは分かりましたけど、そこまで細かく人物設定する意味ってあるんですか?」
確かに、名前や性格、価値観 … そこまで決めてどうするの!?って感じですよね(笑)。
でも、そこまでする理由はキチンとあるのです。
ここからは、その理由について解説していきましょう。
ペルソナを設定する理由とは?
なぜ、ペルソナを設定する必要があるのか?
その答えは、簡単です。
今の時代、ペルソナ設定をしなければビジネスで売上げを上げるのが難しくなってきているから。
“遠くの国で起こっている戦争より、自分の給料が気になる”
そんな自分のことしか興味のない時代では「あなたのために」というメッセージがなければヒットしません。
ひと昔前では、「20代男性サラリーマン」とだけターゲティングし、20代男性サラリーマンにウケそうな商品を販売していれば、売り上げを上げることが可能でした。
しかし、現代ではそのような「ターゲティングを設定しただけ」の手法では、人は見向きもしなくなったのです。
その理由は、職業、サービス、情報どれをとっても一昔前とは比べものにならないほど多様化し、そして種類や量も桁違いに増えているから。
たとえば、情報。
インターネットの普及により、普及以前に比べて得られる情報量が爆発的に増えていることは体感的にも明らかですよね。
職業にしても、数年前にはユーチューバーなんてありませんでした…。
これはつまり、世の中の人が求めること(ニーズ)は様々で単純ではなくなったということ。
趣味趣向がそれぞれ違うので、欲しいものが人それぞれ違うものになるのは当然です。
では、どうすればいいのか?
そこで必要になってくるのがペルソナマーケティングです。
架空の人物像であるペルソナを設定し、「個」に直接届くようにメッセージを発信するしかありません。
たった1人の心に響くメッセージを届けなければいけないということです。
あなたの行きつけのレストランは、あなたの好みを把握していて、スッと美味しい料理を出してくれたりしませんか?
あなたがいつも髪を整える美容院では、いつもの髪型をよく理解した上で、さらに素敵なスタイルを提案してくれることはないですか?
それらと同じように、「個人」に向けて有益な情報を発信していけば「私のためにしてくれる!」というイメージが定着し、こちらのファンになってくれるのです。
「個人」に向けて発信していかなければ売れない時代。
だからこそ、個を設定する「ペルソナマーケティング」が必須ということです。
●「個人」に向けて情報発信し「私のためにしてくれる!」と思わせることが重要
ペルソナ設定で得られる2つのメリット
ここからは、ペルソナを設定するメリットについて具体的に解説します。
ペルソナマーケティングを利用すれば、
❶ 見込み客のニーズを理解できる
❷ 見込み客の目線で判断できるようになる
このようなメリットがあるのです。
それでは、順番に解説していきますね。
❶ 見込み客のニーズを理解できる
ペルソナマーケティングで架空の人物像を作り上げることによって、見込み客の深いニーズを理解できるようになります。
ペルソナ設定で決めるのは、
● 氏名(架空でOK)
● 年齢
● 性別
● 職業
● 年収
● 家族構成
● 学歴
● 趣味
● 性格
● 価値観
● ライフスタイル…
などでしたよね。
ここまで詳細に深く設定していくと、あたかも実在するかのような人物像が見えてきます。
そうすると、その人物像の考え方や欲しているもの、つまりニーズが想像できるようになるんですね。
その人の欲しいものが分かれば、その欲している商品・サービスをアフィリエイトすれば、売れる可能性がかなり高くなるのは当然のこと。
つまり、見込み客のニーズを鮮明にイメージできるメリットは非常に大きい、ということです。
見込み客のニーズさえ分かれば、あとはそのニーズに100%応えてあげられる商品を紹介すれば、確実に売り上げを上げることが可能ですから。
❷ 見込み客の目線で判断できるようになる
「ペルソナを設定する理由とは?」のところでもお伝えしましたが、今の時代は「個人主義」であるため、個人に向けて情報を発信しなければ反応を得ることができせん。
どれだけペルソナで設定した架空人物像(見込み客)の目線に立ち、物事を見ることができるか?
これが非常に重要になってきます。
つまり、ペルソナを設定することで自分の思い込みや先入観にとらわれず、見込み客の目線に立った判断ができるようになるのです。
● 見込み客が一番悩んでいること
● 見込み客が今一番欲しいと思っているフレーズ
これらを間違えることなく、情報発信することが可能になります。
さて、ここまでペルソナマーケティングのメリットを解説してきましたが、ペルソナ設定する際に注意すべき点もあります。
ここからは、ペルソナ設定で気をつけたいポイントについてお伝えしていきましょう。
ペルソナ設定で気をつけたいポイントとは?
「よし! 架空の人物を細かく設定すればいいんですね? おもしろそう!」
ちょっと待ってください!
ペルソナを設定する際に注意してほしいポイントがいくつかあるんです。
この注意すべきポイントを知らずに設定してしまうと、本来の最終目的である売上げを手に入れることが難しくなります。
現に、多くの売れないブログやサイトは、間違ったペルソナマーケティングの設定をしてしまっているのですから。
なので、ここから解説するポイントをしっかりと確認してくださいね。
そのペルソナ(仮想人物像)は解決したい問題を本当に抱えているか?
あなたが提供する商品・サービスに対して、確実に反応してくれる人は、あなたの提供する商品・サービスで「抱えた問題を解決できる人」です。
「興味を持っている人も、反応してくれるんじゃないですか?」
そうですね、「興味がある人」も見込み客には違いありません。
しかし、「興味がある人」は最終的な売上げにつながる行動を起こしてくれないこともあります。
例えば、
● お問い合わせはしてくれたけど、購入までは至らなかった。
● 資料請求はしてくれたけど、本予約までつながらなかった。
こういうパターンもあり得るので、ペルソナは「問題を抱えている人」を設定するようにしてください。
そして、より良いのは「 “今すぐに” 問題を解決したいと思っている人」です。
例えば、
A:今週の日曜日デートだから、夜景の見えるレストランを探している人
B:もしデートする機会があったら、どこのレストランがいいのかな?
上記のように考えている人を比べると、AとBでは最終的な行動に大きな差が出てきます。
もちろん、この場合 “今すぐに” と考えているのは、Aの方ですよね。
“今すぐに” と考えている人の方が行動に移す確率が高いので、より売上げにつながるターゲットであるということです。
● 問題を抱えている人(緊急を要する人)でペルソナ設定をする
そのペルソナ(仮想人物像)はそもそもお金を持っているか?
ペルソナを設定する上で、その人物像が、あなたの紹介する商品を買えるだけの「お金を持っている」ということも重要です。
そもそも、あなたが提供する商品・サービスにお金を支払うことができる人か?
ペルソナ設定する際は、この部分をしっかりと押さえてください。
分かりやすい例を上げると、学生と社会人ではどちらがお金を持っているか?
社会人の方がお金を持っていますよね。
お金を持っていない人をペルソナ設定しても、「欲しいけどお金がない」状態では、行動してくれません。
なので、「お金を出してでも問題を解決したい!」と考えるような人物をペルソナ設定するようにしましょう。
● 経済的に困っていない人でペルソナ設定をする
あまりにもマイナー過ぎる人物像を設定してしまう
ペルソナマーケティングは「架空の人物像」を詳細に作り上げます。
現実に存在している人、していない人に関わらず設定して問題ないのですが…
あまりにもマイナー過ぎる人物像を設定すると、売上げにつながらず無駄な作業になってしまいます。
自分にとって都合のいい人を考えるあまり、世の中に数えるほどしか存在しないような人物像を作り上げてしまう可能性があるということです。
そんなマイナーな人物像を設定してしまったら、分母が小さすぎて稼げるはずがありません。
例えば、
愛媛県在住の男性サラリーマンは、広島風お好み焼きが大好きで、本場の味を求め、毎月のように高速バスで広島県に通っている。お気に入りのお店のインスタントや通販がでないか、首を長くして楽しみに待っている。
こういう人が大勢いると勘違いし、ペルソナ設定し商品販売をしてしまうお好み焼き店がいますが、そのような人はこの世に多くは存在しません。
大抵の人は広島県に仕事や遊びなどで行く機会があれば、ついでにお店にも寄ってお好み焼きを食べてみようという人ばかりです。
県外から来店されるお客さん = わざわざお店に来るためだけに広島に来ている
という訳ではないのです。
● 自分の都合の良い人をペルソナ設定しない
ペルソナマーケティングの設定方法
お待たせしました。
ここからは具体的に、ペルソナマーケティングの設定方法についてお伝えしていきます。
その手順は以下の通り。
ステップ❶ まずは大まかな設定を決める
ステップ❷ そこから深堀りしていく
ステップ❸ ストーリーに仕上げる
それでは、1つずつ解説していきますね。
ステップ❶ まずは大まかな設定を決める
まずは、ザックリと大枠のターゲットを決めましょう。
例えば、
40代、男性、妻・子ども1人の3人家族、IT関連会社に勤務、開発職
こんな感じで大丈夫です。
ステップ❷ そこから深掘りしていく
ザックリとした大枠のペルソナ設定ができたら、そこからさらに深掘りしていきます。
人柄やライフスタイルまで想像できるように、情報量はたくさんあるほうがいいですね。
ですが…
「深掘りすると言われても、どんな項目を設定すればいいのか分かりません…」
という疑問も出てくるかと思います。
そこでここからは、僕がペルソナ設定する際に上げる項目を見ながら解説していきましょう。
ペルソナ設定の詳細 ① 性別
性別はステップ1の大まかな設定の際に決まっていますよね。
あなたが提供する商品・サービスが男性向けのものであれば、男性に設定します。
逆に商品・サービスが女性向けのものであれば、もちろんペルソナ設定は女性。
男性・女性の両方に通用するものであっても、必ず性別はどちらかを決めるようにしてください。
ペルソナ設定の詳細 ② 年齢
年齢はペルソナ設定の場合、大まかなものではなく、生年月日まで決めましょう。
そうすることで、どのような世代を生きてきたのか? ということを把握できるため、より心に響くメッセージを発信することができます。
ペルソナ設定の詳細 ③ 名前
名前は架空のもので大丈夫です。
名前をつけることで「○○さん」と呼べるようになり、親近感を持って捉えることができます。
ペルソナ設定の詳細 ④ 職業
大まかな設定の時は、「IT関連会社に勤務」「開発職」ぐらいでしたよね。
そこから深掘りし、「ITソフトウェア開発会社」「ソフトウェア開発部 課長」「部下5名」など、細かく設定していきます。
・課長にはいつ頃昇進したのか?
・係長を何年経験したのか?
まで答えを準備しておくと、さらに良いです。
ペルソナ設定の詳細 ⑤ 結婚(恋人の有無)
結婚しているのなら、
・結婚何年目で、妻は何歳か?
・結婚何年目の今の家庭状況はどうなのか?
・馴れ初めは?
・交際期間はどのくらいか?
など詳細に設定します。
ペルソナ設定の詳細 ⑥ 年収
年収450万円だけではなく、その年収でどのくらいの支出があるのか?
その人の家計簿をイメージしてください。
例)年収450万円
・月収(手取り):33万円
・ボーナス(年2回):54万円
・家賃(住宅ローン):10万円
・光熱費:2万円
・食費:6万円
・電話、ネット回線費:2万円
・保険関係:1万5000円
・雑費:1万5000円
・子どもの教育費:2万円
・貯金:3万円
・小遣い:3万円
これぐらい詳細に設定すれば、だいたいどんな人物なのかイメージできてくると思います。
ペルソナ設定の詳細 ⑦ 学歴
高卒か? 専門学校卒か? 大卒か? というだけではなく、そこからさらに深掘りしていきましょう。
例)
○○中学校 → ○○高校普通科 → ○○大学理工学部を卒業
中学生の時はテニス部に入部。
高校生になるとゲームに夢中になり、部活動は何もしなかった。
ゲームクリエイターに憧れ、○○大学理工学部に入学
中学生から大学生までの学歴を細かく設定すると、その人物像の雰囲気、たたずまいなどがなんとなく見えるようになります。
「中学生の時はテニス部に入ったけれど、高校生になったらゲームをやりたくて帰宅部になった」みたいな友達、あなたの周りにもいませんでしたか?
そういう人物を想像すると、よりイメージしやすいです。
ペルソナ設定の詳細 ⑧ 趣味
高校生の時に夢中になったゲームを趣味とします。
そこから、もう少し掘り下げていきましょう。
例)
趣味のゲーム。
週末に街のゲームセンターで、見知らぬ人と対戦型格闘ゲームで戦うのが、学生の頃から楽しみ。
でも、もっとエキサイトするのは今どきのオンラインゲーム。
世界中のゲーマーと仲間になって、戦略を立てながらボスを倒すのが最高に楽しい。
そんな父親の影響で、小学生の息子もゲームが大好きになったのが、嬉しい反面、教育的にやや複雑な心境ではある。
週末の行動や息子まで掘り下げることができました。
ペルソナ設定の詳細 ⑨ その他にも
ここまで上げた設定項目以外にも、様々なことを設定することができます。
例えば、性格、価値観、ライフスタイル…など。
上げれば、いくらでもあります。
「真路さん、キリがありませんよ…」
確かにそうですよね。
では、どうすれば良いのか?
答えは簡単です。
● あなたが提供する商品・サービスに関連することを真っ先に設定すること。
● あなたが提供する商品・サービスは想定する人物像の日常のどんな場面に関係しているのか?
これを考えれば、設定項目は自然と浮かび上がってきます。
ステップ❸ ストーリーに仕上げる
やっと最後のステップまでたどり着きました!
最後は、それぞれ決めた項目をストーリーに仕上げていきます。
それでは、ちょっとやってみましょう。
例)
●エピソード
常林英敏、1974年7月20日生まれの46歳。
性格は明るいが、堅実でインドア派。
高校生の時にゲームに夢中になる。
その延長でゲームクリエイターという職業に憧れるようになった。
そのため、大学はゲーム開発に携わることができそうな○○大学理工学部へ入学。
就職活動時、ゲームは相変わらずハマっていたが、堅実な性格のため「ゲーム開発は厳しい世界だから、しんどそう。ゲームは趣味で続けよう」と、ITソフトウェア開発会社に就職した。
入社当初からソフトウェア開発部に所属し、自社ソフトウェアの提案・プログラミングを担当。
持ち前の明るい性格やチャレンジ精神を発揮して、先輩や同僚からよく学び、世の中のニーズにマッチしたソフトウェアを何本も開発。
多くの失敗や挫折を経験しながらも、困難を乗り越え現在は課長職についている。
休日は妻、小学5年生の息子と街に買い物に出かけることが多い。
しかし、そこから抜け出し、ゲームセンターで対戦型格闘ゲームに夢中になることもたびたびで妻に呆れられている。
休日の夜はオンラインゲームで世界中のプレーヤーとゲームの世界の旅に出る。
時間を忘れて夢中になるため、週明けの仕事の際、頭がボーッとするのが悩み。
小遣いの3万円は、主にゲームソフトや書籍の購入・資格取得のための勉強に使う。
向上心が強く、仕事に関わることはもちろん、趣味のゲーム、社会情勢、資格などについて、インターネットや書籍で情報収集し、学ぶことを怠らない。
以上、簡単にではありますがストーリーに仕上げました。
● 現在の職業に就いた理由は?
● 小遣いの使い道は?
など、1つの設定には全て、なぜそうなのか? という背景のできごとやキッカケが存在します。
それを設定していくことで、特定の人物像として明確にイメージできるようになるんですね。
これが、ペルソナマーケティングの設定方法になります。
そして、○○さん(設定した人物)なら…
● どんなものに興味を示すだろうか?
● どんなメッセージに共感するのか?
● 具体的にはどんな悩みを抱えているのだろうか?
ということを考えながら、セールスレターやメールマガジンでの言葉や文章などを考えていくのです。
設定したペルソナは定期的に見直す
「一度ペルソナを設定したら、ずっと同じ人物像のままでいいんですか?」
そこは気になりますよね。
実は、セールスレターやメールマガジンでの反応が悪ければ、ペルソナの設定を変更しなければいけない時もあります。
ペルソナを設定したにも関わらず、商品が売れなかったり、反応が悪い場合は、設定したペルソナに対するアプローチを間違えているか、そもそもペルソナの設定が間違えているかのどちらかが原因だからです。
前者の「設定したペルソナに対するアプローチが間違えている」という場合は、ペルソナ設定を変えずとも、アプローチを変えればいいですが、アプローチを変更したにも関わらず、反応がない場合は、ペルソナ設定が間違っていると判断していいでしょう。
アプローチを変えても反応が悪いということは、「そもそもそのペルソナが欲しがっている商品ではない」ということになりますので、この場合はペルソナ設定を練り直す必要があります。
最初に設定したペルソナが上手くいけばそれでOKですが、そんなにイメージ通りにいかないのがビジネスでありマーケティングです。
上手くいかなければなんども設定を変更し、セールスレターなどの反応率をその都度確認しながら精度を高めていきましょう。
最初からピタッとはまるペルソナ設定は難しいので、「修正していくのもペルソナ設定だ」と割り切ってチャレンジすることが、最短で理想のペルソナに落とし込める秘訣でもあります。
● ペルソナはいつでも変更可能。反応をみながら変更していく
まとめ
ペルソナマーケティングについて詳細に解説してきました。
ちょっと長かったですかね。
お疲れ様でした。
しかし、マーケティングやセールスコピーにおいて、ペルソナを設定することは当たり前のことです。
そもそも、メッセージを届けたい相手がどんな人間なのか見えていなければ、どんな言葉が響くのか分かりません。
たった1人にさえ響かない言葉が、大勢の人の心を打つはずがないということです。
人それぞれに価値観があり、趣味趣向も様々ですが、ペルソナを設定することで結果的に多くの人に共感してもらえることは間違いありません。
お伝えした手順を参考にしながらペルソナ設定をし、アフィリエイトや商品・サービス開発、マーケティング活動に役立ててみてください。