アフィリエイトで成果を得られる正しい目標設定のコツ【アドラー心理学から学ぼう!】

こんにちは、真路(シンジ)です。

 

アフィリエイトを始めるにあたって何よりも重要なことは、まず「正しい」目標を設定することです。

 

そもそも、仕事や勉強、恋愛や婚活など、人生において何かを実現したいと思ったら、目標を設定することは絶対に欠かせません。

 

なぜなら目標を設定することで初めて、「実現したいことにたどり着くためには何をどうすればいいのか」ということが把握でき、モチベーションも上がって具体的な行動を起こせるようになるからです。

 

ただ、多くの人はアフィリエイトの目標設定をする際、「半年で月収100万円稼げるようになる!」のような目標を設定してしまいがち。

 

紙幣と硬貨でできた家

 

「○○ヶ月までに○○万円稼ぐ」という目標は、ネットビジネスに挑戦する人のブログなどでとても頻繁に見かけますよね。

 

もしかして、あなたの目標もそうですか?

 

それは「やる気」という意味では、気合いが入っていて悪いことではないんですが、こういう目標を設定する人は、往々にして目標を達成することなく、途中で挫折してしまいます。

 

なぜなら「いついつまでに○○万円稼ぐぞ!」といった目標は「結果的な目標」であり、自分の力でコントロールできるものではないからです。

 

なので「結果的な目標」を設定した人のほとんどが、「自分が思うように予定が進まず、目標と現実のギャップに心が折れてしまって、気がつくと何ヵ月も手が止まり作業から遠のいている…」というパターンに陥ります。

 

激務で心身ともに疲弊した男性

 

だからこそ、アフィリエイトを始めるにあたっては、「正しい」目標を設定することが何よりも重要になるのです。

 

そこで今回は、アフィリエイトで成果を得られる正しい目標設定のコツを解説していきます。

 

では、さっそく始めましょう!

 

アフィリエイトで挫折する人に多い、誤った目標設定のパターンとは?

手でバツマークを作る女性

 

僕はこのブログで、アフィリエイト関連の情報を発信しているため、アフィリエイトを人に教えたりサポートする機会があります。

 

その中で、「アフィリエイトに挑戦したけれど、早い段階で挫折してしまった人」に共通する目標設定のパターンがあることに気がつきました。

 

それは、「私はいついつまでに○○万円を稼ぐことを目標にします!」のようなパターン。

 

人によって、その期間や金額は異なりますが、共通しているのは「結果」に焦点を当てて目標設定していることです。

 

例えば上記の目標は、「○○万円稼ぐ」ことですが、それはアフィリエイトに取り組むことで得られる「売上げ」のことであって、すなわち「結果」に焦点を当てて目標設定しています。

 

このように、「結果」に目標を定めてアフィリエイトに取り組んでいると、目標とする結果にたどり着けない、もしくはたどり着く見込みがないと分かった時の精神的ダメージが大きく、その人の心がポキッと折れてしまうんですね。

 

だからこそ、挫折することなくアフィリエイトを継続するためには、「結果」に焦点を当てる「結果的目標」ではなく、別の目標設定をすることが重要になります。

 

広げた地図の上にノートやカメラ、ルーペが置いてある

 

それが、「いついつまでに記事を○○本ほど書き上げる!」のような、「行動」に焦点を当てる「行動的目標」です。

 

ではなぜ「結果的目標」ではなく、「行動的目標」を設定するべきなのでしょうか?

 

その理由は、「結果的目標」はあなたが100%コントロールできる目標ではなく、「行動的目標」はあなたが100%コントロールできる目標だからです。

 

「えっ? ちょっと何を言ってるのか分かりません」

 

仕事をゆったりとやっていることを疑う男性

 

これだけの説明だと、ちょっと分かりにくいですよね。

 

実は、上記の理由は、ある心理学的な考え方をベースにしているんです。

 

ここから、その心理学的な考え方について解説していきますね。

 

正しい目標設定に必要な「課題の分離」という考え方

床にあぐらをかいて右手を上げる上半身が写った女性

 

オーストリアの心理学者アルフレッド・アドラーが提唱した心理学的な考え方に、「課題の分離」というものがあります。

 

いわゆる『アドラー心理学』と呼ばれるものです。

 

この考え方は、2013年に出版された書籍『嫌われる勇気』で紹介されていて、同書は大ベストセラーになったので、もしかしたらあなたも聞いたことがあるかもしれませんね。

 

書籍「嫌われる勇気」の写真

 

この「課題の分離」という考え方は、

 

予測やコントロールが不可能な「他者」の気持ちや行動を「他者の課題」とする

予測やコントロールが可能な「自分」の気持ちや行動を「自分の課題」とする

「他者の課題」と「自分の課題」を明確に分ける

「他者の課題」は、自分にはコントロールできないものだからこだわることはやめて、自分がコントロールできる「自分の課題」に注力していく

 

というもの。

 

課題の分離 概念図

 

この考え方は、主に「対人関係における悩みの改善」に役立てられています。

 

例えばあなたが、「会社の上司が、自分のことをどのように評価しているのか」について悩んでいるとしましょう。

 

 

その場合に「課題の分離」を使って次のように考えることで、悩みの改善を図ります。

 

「上司が私に対して “何を感じ、何を思い、どういう評価をするのか” は、上司の問題であり、それを私が100%コントロールすることはできない」

 

「自分がコントロールできないものに対して、自分の時間を使って考えたり、悩んだりするのは無駄なことだ」

 

「無駄なことはやめて、自分でコントロールできる自分の課題(与えられた仕事を一生懸命頑張るなど)だけに力を注ごう!」

 

このように考えることで、自分の力ではどうしようもないことにエネルギーを無駄に消費することなく、自分の時間(自分の人生)を有益なものにすることができるんですね。

 

これが「課題の分離」という考え方の概要になります。

 

ではこの考え方を、先ほどの「結果的目標」と「行動的目標」に当てはめてみましょう。

 

「課題の分離」をアフィリエイトの目標設定に応用する

方位磁石のアップ

 

「結果的目標」と「行動的目標」は、それぞれ下記のようなものでしたね。

 

結果的目標:いついつまでに○○万円を稼ぐ!

行動的目標:いついつまでに記事を○○本ほど書き上げる!

 

これらを「課題の分離」の考えに当てはめるとどうなるでしょうか?

順に解説します。

 

「結果的目標」を課題の分離に当てはめて考えてみると?

山の急斜面を巨大な岩を押す人

 

「いついつまでに○○万円を稼ぐ!」という「結果的目標」を、課題の分離の考え方に当てはめてみます。

 

そもそもアフィリエイトにおいて「稼ぐ」ということは、「アフィリエイト報酬を得る」ということであり、それは、あなたが紹介した商品やサービスを見込み客が購入することで、その対価としてあなたが報酬を得るということです。

 

ここで注目して欲しいのは、「その商品やサービスを購入するか否かは見込み客の問題」であり、それは課題の分離でいうところの「他者の課題」だということ。

 

もちろん、コピーライティングを使ったその商品の打ち出し方やマーケティング次第で、見込み客の購買意欲を高めて成約率を上げることはできますが、「商品を買うか買わないか」は見込み客自身が決めることです。

 

さらに、「市場の変化」や「ライバルの動き」などもあなたがコントロールできない「他者の課題」であり、それらの動き次第であなたが得られる売上げは変わってきます。

 

つまり、アフィリエイトにおける売上げは「あなたが100%コントロールできるものではない」ということです。

 

そもそも3つのNOTとは? 顔を手で隠す女性

 

それは、あなたがアフィリエイト初心者であればなおさらのこと。

 

すなわち、「いついつまでに○○万円を稼ぐ!」という「結果的目標」は、あなたが100%コントロールできることではない「他者の課題」ということになります。

 

「行動的目標」を課題の分離に当てはめて考えてみると?

コピーライティング写経とは

 

次に、「いついつまでに記事を○○本ほど書き上げる!」という「行動的目標」を、課題の分離の考え方に当てはめてみます。

 

「記事を書く」という行動は、全てあなた自身がコントロールできることです

 

「あなたが紹介した商品が売れるのか否か」はあなたのコントロールが及ばない他者が介入しますが、「あなたが作業をするのかしないのか」「あなたが行動を起こすのか起こさないのか」に他者は全く関係なく、全てあなた自身の問題になるからです。

 

つまり「いついつまでに記事を○○本ほど書き上げる!」という「行動的目標」は、あなたが100%コントロールできる「自分の課題」だということ。

 

「でも真路さん、自分は記事を書こうと思っているのに、家族が『どこか遊びに連れて行って!』とか言い出したら、予定が狂って記事を書けないってこともありますよね?」

「そうなると『行動的目標』も他者の影響を受けるから、完全には自分がコントロールできていないってことじゃないですか?」

 

メッセージが分からず悩む男性

 

もちろん、そういったことは日常的に起こることですよね。

 

しかし、その例も課題の分離で考えると、誰かの一言があなたの行動をコントロールしていることにはなりません。

 

なぜなら、誰かがあなたに何かを言ったところで、最終的に行動を起こすのはあなただからです。

 

誰かに何かを言われても、「それでも自分は記事を書くんだ!」と決断できるのはあなたであり、「書く」という「行動」を起こすのもあなたであり、それはつまりあなたが100%コントロールできること、だと言えます。

 

つまり、「いついつまでに記事を○○本ほど書き上げる!」という「行動的目標」は、あなたが100%コントロールできることであり、やはり「自分の課題」ということです。

 

ではここまでの内容をまとめてみましょう。

 

結果的目標:「他者の課題」を目標にしているので、あなたが100%コントロールできるものではない

行動的目標:「自分の課題」を目標にしているので、あなたが100%コントロールできるものである

 

そして、課題の分離における「『他者の課題』にこだわることをやめて『自分の課題』に注力する」という考えを踏まえると、「『結果』ではなく『自分の行動』を目標にしていくこと」でストレスを感じたり、エネルギーを無駄に消費することなく目標達成に向かって進んでいける、ということになります。

 

アフィリエイトにおける「行動目標」とは?

カバンを持ち背を向けて1本道を進む女性

 

「いついつまでに○○万円を稼ぐ!」→「達成できなかった…もう諦めよう」

 

このような「アフィリエイトに挑戦したけれど、早い段階で挫折してしまった人」は、結局「自分ではコントロールできないことをコントロールしようとして生じるストレスが原因」で挫折しているということでしたね。

 

だからこそアフィリエイトで設定する目標は、下記のような「自分でコントロールできる『行動目標』」にするべきです。

 

 

行動目標の例

いついつまでに記事を○○本ほど書き上げる
1記事につき6000文字以上を書く
指導者(メンター)に教わったことをいついつまでにアフィリエイトに活用する
今の自分ができる最大限の価値提供をする

 

もちろん「月収100万円を目指す!」のような、強い決意を心に持っておくのは良いことです。

 

ただし、日頃の目標はそのような「結果」ではなくて、あくまで日々の「行動」に設定すること。

 

これがアフィリエイトで挫折することを回避して、日々のアフィリエイト作業を継続させ、ひいては成果を得るための「正しい」目標設定のコツになります。

 

僕自身を振り返ってみると、アフィリエイトで成功できたのは、指導者から「記事を書くときは、今あなたが持っている限りの価値を、読者に提供する気持ちで取り組んでください」と言われたのを目標に作業を地道に続けたからでした。

 

僕が見てきた中でもやっぱり、「行動的目標」を設定して黙々と作業を続けている人は、着実に成果を得られています。

 

朝日をバックにジャンプする人物

 

逆に、いつのまにかアフィリエイトを諦めた人や、作業する手が止まって記事の更新ができなくなった人のほとんどは、「結果的目標」を設定しているんですね。

 

月並みな言い方ですが、『結果は後からついてくるもの』になります。

 

つまり、「継続的な行動」の延長線上に結果があるということです。

 

仕事やスポーツ、芸事や勝負事なんでもそうですが、成果を得られる人というのは、「結果」を出すにはどのような「行動」を取るべきか、ということを明確に理解しているんですね。

 

だからこそあなたも、「正しい」目標である「行動的目標」を設定することで、着実に行動し続け、アフィリエイトで成果を得られるように前に進んでいってください!

 

まとめ

 

「稼ぎたい!」という思いが強いために、「結果」そのものばかりを追いかけても目標は達成できません。

 

それよりも、成果を得るためにはどんな「行動」が必要かを考え、その「行動」そのものを目標に設定してそれを続けているうちに「結果」はついてきます。

 

「本当に稼げるようになるんだろうか…」

「○○ヶ月で簡単に稼げる方法はないかなぁ?」

 

などと考えてしまう人は、今一度あなたの「目標設定」を見直してみてください。

 

正しい「目標設定」は、アフィリエイトを含むネットビジネスだけではなくて、リアルビジネスやその他全てのことにおいて実現したい何かがある時に非常に重要なことなので。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ではまた、次の記事でお会いしましょう!